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異彩を放つ九州派 ―そして
異彩を放つ九州派 ―そして
石橋泰幸 尾花成春 桜井孝身 斎藤秀三郎
磨墨静量 宮崎準之助 山内重太郎
1950年代、福岡の地から吹きだした「九州派」という熱風。
反芸術、反権威、反中央など既成概念を打破しようと動き出した前衛芸樹集団だ。
経済白書が「もはや戦後ではない」と謳い、高度経済成長へ突き進み、また反面、公害、労働争議などの社会問題も噴出し、まさに激動の時代であった。
そんな時代背景の中、熱い議論を闘わせ、ぶつかり合いながらも九州派の旗のもと、「東京地方」へ殴り込みをかけ、煮えたぎるエネルギーを芸術活動にぶつけていた。
1968年をもって九州派は解散したとする向きもあるが、当時、20~30代だった作家たちはその後、命の炎が燃え尽きるまで絵筆を握り続け、己の世界を追求し続けている。そして、数多の作品を残している。自己表現、芸術表現のためにそれを否定した者、変化させたもの、発展させたものもいただろう。しかし、九州派のスピリット、思想は生涯消えることなくその創作活動に影響を与えていたはずだ。
九州派という熱波を浴びた作家たちのその後の偉業・足跡を御覧ください。
九州派事務局 尾花 基
会期 / 11月8日(日)~11月30日(月) 12:00~18:00
休廊日 / 水曜日・11月19日~22日
お問い合わせ / なかお画廊 熊本市東区佐土原1-13-2 TEL096-368-9562
プレ講演会「反芸術と九州派について」
日時:2020年11月7日(土)17:00~18:30
講師:林田龍太(熊本県立美術館学芸員)
場所:蔦屋書店熊本三年坂 地下1F カフェスペース(AND COFFEE BREWERS)
定員:30名(要予約)
主催:九州派事務局
詳細・ご予約はこちら
「冬のおくりもの展」
11/23(月)-12/1(火)
九州派展と合わせて開催致します。