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近藤克 展
近藤克 展
近藤 克 KONDO Katsu
【略歴】
・千葉県船橋市 出身
・東京藝術大学大学院美術研究科後期博士課程 単位取得満期退学
・岩手大学名誉教授
・熊本市在住
【主な発表】
1983年 第6回バルパライソ・ビエンナーレ(バルパライソ市立美術館/チリ)
1985年 臨界芸術 85年の位相展(村松画廊/東京)
1986年 舟越桂・近藤克義・千崎千恵夫(西村画廊/東京)
1988年 88'秋MURAMATSU-金井正夫・近藤克義 展-(村松画廊/東京)
1989年 第19回現代日本美術展「現代絵画の展望-祝福された絵画」(東京都・京都市・高松市・船橋西武・北九州市・広島現代 各美術館)
1991年.1995年.1998年.2001年.2005年 個展(島田画廊/東京)
1996年 レクイエム-榎倉康二と33人の作家 Part3(斎藤記念川口美術館/埼玉)
1999年.2004年 個展(盛岡クリスタル画廊/岩手)
2001年 シリーズⅧ 岩手の現代作家(萬鉄五郎記念美術館/岩手東和町)
2005年 アート@つちざわ(東和町土沢駅待合室/岩手東和町)
2006年 アート@つちざわ(東和町土沢駅待合室/岩手東和町)
2007年 個展(旧石井県令邸/岩手)
2009年 多様な表現の中で-安藤郁子・宇田義久・小林志保子・近藤克・さいとうよしとも-(旧石井県令邸/岩手)
2010年 Prints-日本人の感性(旧石井県令邸/岩手)
2011年 私たちがIMA在ること展-7人の現代美術家たちによる-(岩手県立美術館/岩手)
2012年 抽象絵画-分かるとは-(旧石井県令邸/岩手)
2012年 明日の仕事、12人(Gallery彩園子/岩手)
2015年 アーティフィシャル=ネイチャーの諸相展(旧石井県令邸/岩手)
2017年 個展(なかお画廊/熊本)
表現すること
私は、我々が喜怒哀楽を経験したその後に人間の本質を見ているのだろうそこはかとない人間存在の悲しさを感じ取ることがある。
そして、その悲しさはささやかな事物に眼を向けるよう私に働きかけ、ひとつの見解をもたらす。
この日常的哲学の実践が絵画との関わりのなかで過去からの素朴な疑問―ゴーギャンの言葉を借りれば「我々は何者なのか」というテーマを合目的的に、活字では表現できない絵画的リアリティを生みだし、私はそこに表現することの意義を認める。
そして表現するにあたっては、「Shadow―影から闇へ、その中に見え隠れする真理の追求。」「Emotion―コミカルなタイトルを付与しながらパラドックスに深層感情の表現。」「Nothing=あらゆるものは消滅するという無常観の思索」などのシリーズを設定し多角的見方から「我々は何者なのか」というテーマを追究している。
願わくは言葉に置き換え理解しようとするのではなく、既成概念にとらわれず画面と対峙し体感してほしい。
会期 /2017年11月18日(土) ~ 11月26日(日) 11:00~18:00/最終日17:00まで
お問い合わせ / なかお画廊 熊本市東区佐土原1-13-2 TEL 096-368-9562